仕事を休みたい!
今日は、行きたくない!
そんな気持ちになること誰だってあります。
でも、教員という仕事をしていると、休むと迷惑をかけてしまうかもと思い、休むことに罪悪感をもってしまうことってありますよね。担任をもっているとなおさらかもしれません。
こんにちは!現役小学校教員のしーさ(@shi__saT)といいます。
教員が休むことってそんなにダメなことですか?
私は、休むときはためらわずに休んでいますよ!
今回の記事では、私がためらわずに休めている気持ちのもち方をお伝えします。
と思っている方には、ぜひ読んでいただきたいです。
この記事を読むことで、休むことを前向きにとらえられます。そして、休みやすくするための行動を続けることで、職場でも必要な存在へと周りの目が変わっていきます。
教員だって、休むときはゆっくり休みましょう!
休むことに罪悪感を感じる必要はない!
そもそも休むことってそんなに悪いことですかね?
答えは「NO」です。
休むことに、罪悪感を感じる必要なんてまったくありません!
そのわけを2つ書いていきますね。
休むことは、権利として認められている
まず、教員であろうと民間で働いていようと年次有給休暇という制度が必ずあります。
年次有給休暇は、よく年休と呼ばれていますよね。
年休は、給料が発生する休暇のことになります。
制度があるということは、権利として休むことが認められているということです。
年休は、年間で20日間あります。前年度の繰越しがある人は、その日数分プラスされます。
今は、労働基準法の改正により、年に10日以上の年次有給休暇が付与されている労働者には、必ず5日間は年休を取得させなければいけなくなりました。
ここからも、必ず休みを取らなければいけないとわかると思います。
でも、教員の場合は、この5日間を夏休みなどの長期休みで使うことが多いですかね。
休むことは、権利として認められているので、授業がある日でも遠慮せずに年休取りましょう!
体調不良や予定があって、休むのは当たり前!
誰だって、一年に数回は体調を崩すこともあるでしょう。
また、家庭での予定が入ったり、子どもがいると行事があったりするでしょう。
そんな時に休むのは当たり前のことです。
誰かに代わりに教室に入ってもらうのは申し訳ない気持ちになるかもしれませんが、仕方のないことです。そこは割り切って、出勤した日にお礼をきちんと言いましょう。
悪いことをしているわけではありません。決して謝る必要はないと思います。
そして、都道府県によっては、様々な休み方が学校では認められ始めています。
- 愛知県では、ワーク・ライフ・バランスの充実を目指すために「ラーケーションの日」(学習のラーニングと休暇のバケーションを組み合わせた愛知県発の新しい学び方・休み方)が2023年より設定されました。児童や生徒は、登校しなくても欠席にはならず、「出席停止・忌引等」と同じ扱いとなります。この休みを一年間で3日取ることができるようになりました。
- 沖縄県の座間味村でも、2024年から児童生徒が平日に家族と過ごすための休暇制度「ざまやすみ」が導入されることになりました。これも一年間で3日取ることができ、出席停止扱いとなります。
このように、休むことへのハードルは世の中的にも下がってきています。
しかし、休むときにも前もってやっておかなければいけないことはあります。
これを自信をもってやっているかどうかで、休みやすさも変わってきますので、それについて書いていきますね。
教員が罪悪感なく休むためにやっておくべきこと
罪悪感をもつことがなく、休みやすくするためにやっておくべきことを3つ話しますね。
普段からの仕事を真面目に取り組む
やはり、普段からの仕事に対する取り組みは大切になってきます。
自分のクラスの児童や保護者への対応はどうですか?
学年の仕事への取り組みはしっかりできていますか?
周りで困っている教員がいたときに、声をかけていますか?
毎日の仕事の中でどういった行動をしているかは、一緒に働いている教員は気づいています。
決して、クラスがうまくいっているからとかではなく、教員として真面目に仕事に取り組んでいるかが大切です。
この先生が休むなら、フォローしてあげようと思ってもらえるような働きぶりを普段からしましょう!
前もって休むときは、伝えておく
これは当たり前のことかもしれませんが、前もって予定が入っているのであれば、早めに主任や学年の先生に伝えましょう。
私は、1か月前ぐらいから、休むとわかっているのであれば、主任の先生には伝えるようにしています。学年の先生にも2週間前ぐらいには、伝えていますね。
もちろん、体調不良で急に休まなければいけなくなったときは仕方ありません。
休んでも大丈夫という環境や雰囲気を作る
環境
まずは、担任をもっているのであれば、児童や生徒だけでも学級が回るようにしていけると良いです。
そうすることで、朝や帰りの会・給食・掃除などのある程度のことは先生がいなくてもできる環境ができます。
しかし、経験が浅い先生でまだ学級経営がうまくいっていない場合もあるでしょう。
そのときに大切なのは、普段からの児童や生徒との関係です。
コミュニケーションをしっかりと取り、「先生いないけどよろしくね」と伝えておきましょう。
次に、授業については前もって休むことがわかっているのであれば、生徒たちで取り組めるプリント学習や調べ学習の準備をします。
私は、少し楽しめるようにとKahoot!でGoogle Classroomから課題として出しておくこともあります。
体調を崩して、急に休むこともあるので、プリントなどは印刷する時間があるようならば、少し多めに準備しておくとよいですね。
雰囲気
最後に大切なのは、職員間での休むことに対する雰囲気ですね。
普段から、休んでも大丈夫だよという声があがったり、積極的に休みましょうという声を聞けたりすると安心します。
私は、自分が学年主任のときには、休む報告を受けたときに、必ず「大丈夫だよ」「休めるときは休もう」といった声をかけていました。
休んだときはお互い様です。
学年や学校全体でフォローしあえる雰囲気を作っていきましょう!
それでも、休むのに罪悪感が出てしまう!
ここまで、読んでも休むことにためらいがある人もいるかもしれません。
そういった人は、休んでも周りが気にならない職業への転職も考えましょう。
最近では、在宅ワークも増えてきました。
調べてみると、自分の考えにあった職業を見つけることもできると思いますよ!
実際に私は、一度民間へ転職をして、再び小学校教員をやっています。
転職するためには、どうすればいいかを知りたい人は、私の経験談が別の記事にあるので、興味があればのぞいてみてください。
教員だって、休むときは休みましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回の記事では、休むことに罪悪感を感じる必要はなく、休みやすくするためにどうしておくとよいかについてお話しました。
教員だって、人間です。休みたくなるときもあります。
休むことは、権利として認められています。
休むときは、しっかりと環境や準備をしておけば気にする必要はありません。
少し、気を楽にして考えていけるとよいと思います。
何よりも自分の体や心の方が一番大切です!
教員だって、休むときは休みましょう!
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