「教員を辞めようかなと考えている」
「辞めたいけど、30代で転職ってできるの?」
「このまま定年まで、教員を続けられるかな?」
30代になると、他の仕事にも興味が出たり、まだ定年まで30年近くあると感じたりしますよね。私もこのままでいいのかと不安になり、転職しました。
30代で転職を考えるって、何もおかしなことではありません!
そして、30代でも転職はできます!
そんな私が30代で教員を辞めたいあなたへお伝えしたいことがあります。
それは、「辞める前に自分の考えをしっかりともち、準備しておくこと」です。
こんにちは!37歳で、教員から塾の教室長へ転職した
しーさ(@shi__saT)といいます。
私は、転職活動をし、働き始めましたが、うまくいかずに再び教員の世界に戻ってきました。
実際に転職したときの経験談は、別の記事で書いています。
30代って、仕事だけでなく、生活の面でも変化が大きいです。
しっかりと先を見て考え、準備しましょう!
今回の記事は、私のようにうまくいかない人が出てほしくないと思い、書いています。教員を辞めたいと考えているあなたの頭や気持ちを整理し、次の段階へと進むキッカケにしてください!
30代で教員を辞めたい理由
30代で教員を辞めたいと感じる原因について、見てみましょう!
多忙である
第一にあげられるのは、とにかく忙しいですよね。
子どもたちが登校してから、帰るまで休むひまなんてほとんどありません。
休憩時間もまともに取れていない学校も多くあります。
放課後には会議があり、休みの日には部活動もあります。
休日にたまっていた仕事をしている人もいます。
日教組の「学校の働き方改革に関する意識調査」によると、月あたりの時間外労働時間は、小学校で95時間32分、中学校で118時間20分になります。
(調査期間2022年の1学期における通常の1週間を調査 調査回答総数 9,702人)
【調査結果の概要】
○ 教員の労働時間の実態
週あたりの平均時間外労働時間
62時間28分(勤務した時間)‐38時間45分(正規の勤務時間)=23時間53分月あたりの時間外労働時間
日本教職員組合HPより引用
23時間53分×4(一月単純に4週として計算)
= 実質 95時間32分/月 の時間外労働 >過労死ライン80時間
*中学校は 118時間20分/月
勤務時間内も勤務時間外でも、忙しい環境になります。
これだけ、せわしなく働いていたら、ホワイトの職場に憧れ、辞めたい気持ちになりますよね。
責任が重くなる
歳を重ねるにつれて、学校内で任される仕事が重いものになってきます。
生徒指導、進路指導、学年主任など、学校でも大切になる役割も任されるようになります。
私も学年主任を初めてやったのは、33歳のときでした。マンモス校だったので、1学年の学級数は8クラスあり、生徒数は300人を超えていました。
早く帰りたいと思っていても、どこかのクラスでトラブルがあると立場上なかなか帰れないときもたくさんありました。そして、時間外労働が増えてましたね。
この立場があと何年続くのかと思っていました。
先が見えてくる
30代になると、教員の仕事を10年近く経験した人が多くなります。
自分のことだけでなく、周りに目を向けられるようになると、先輩教員や管理職の先生方がどのように働いているのかも見えてきます。
自分の数年後、数十年後の姿を想像すると、ほんとにこのままでいいのかなっていう気持ちになります。
特に管理職は、責任だけが重くなり、本来やりたかった子どもたちとの関わりも少なくなります。学校のために働く未来をあなたは想像できていますか?
子育てとの両立ができない
仕事だけでなく、30代は結婚や妊娠など人生においても変化が多い年代です。
私は、中学校で野球部を教えていたので、土日も部活で家にいないことが多くありました。
帰ってきても、疲れていて自分の休息を優先し、息子たちと関わってあげられることは少なかったです。
自分の子供の面倒はほとんど見ずに、他人の子供を優先して働いている状態です。
そんな状況が続くと、このままでいいのかなと考えてしまいませんか?
30代で教員を辞めたい!その前にやっておきたいこと!
30代になると、教員を辞めようかなと考えることは、誰でもあるでしょう。しかし、辞める前にやるべきことをやっておかないと私のように失敗してしまうかもしれません。
辞める前にやっておきたいことをお話しますね。
自分が求めている生活をはっきりと考える
人それぞれ、教員を辞めた後に求めている生活はちがいます。
例えば、お金はどれぐらいあれば生活できますか?
なんだかんだで教員の給与は、30代であれば毎年のように増えていきます。転職することで、同じぐらいの収入は得られるでしょうか?
また、時間についてはどうですか?
自分の自由に過ごせる時間や家族と過ごす時間はどれぐらいほしいですか?
転職したことで、求めている生活ができなければ辞める意味がありません。
自分の求めている生活をするために、お金や時間などについて具体的に考えてみてください。実際に転職活動をすると、妥協しなければいけないことも出てきます。自分の中で譲れないこともしっかりと考えておくとよいです。
情報収集する
自分の求めている生活を考えることができたら、実際に転職サイトなどで仕事を探していきましょう。
たくさんの求人を見る中で、しっかりと情報収集することが大切です。
私は、ここがきちんとできておらず、失敗しました。また、自分の求めている生活についてもあいまいな部分が多かったです。
そのせいで、自分の中で仕方ないという気持ちをもって応募してしまいました。
せっかく転職するのなら、自分の求めている生活が実現できる仕事を徹底的に探し、情報を集めていく必要があります。
ここをしっかりやらないと後悔が出てしまいます。
30代で教員を辞めたいときの選択肢
教員を辞めて、働くときの選択肢ってどんなのがあるかわかりますか?
辞めたいと思ったときに、どんな選択肢があるか話していきますね。
転職
最初に思いつくのは、転職ですよね。
転職エージェントに登録することで、さまざまな求人を見ることができます。
私も「リクルートエージェント」や「doda」などに登録しました。
転職に興味がある人は、一度登録してみてください。
登録したからといって、転職しなければいけないわけではありません。
どんな仕事があるかを知っておくだけでも、いざ転職しようとなったときに助かりますよ!
非常勤講師+副業
やっぱり学校で子どもたちと関わっていきたいなら、非常勤講師がよいです。
私も非常勤をやった経験が2年間ありますが、自由に使える時間は多いです。そのおかげで、採用試験の勉強に集中でき、合格できましたね。
でも、非常勤講師だけだと収入の面では、厳しいです。
別の収入を得るために、副業したり、不動産投資や株の配当金から副収入が入る状態を作りたいですね。
非常勤講師をやりながら副業をすることは、問題ありません。自治体によっては、確認が必要なところもあるようなので、注意してください。
非常勤講師+副業は、私も今目指しているところです。不動産投資も絶賛勉強中です!
フリーランス
フリーランスとは、組織や企業に属さず、仕事を個人で請け負います。依頼ごとに技術を提供し、報酬を受け取ります。
デザイナーやプログラマーといった仕事で、フリーランスになる人が多いです。
自分が持っている技術に自信がある人には、候補となる選択肢です。
やっぱり教員を続ける
最終的に、辞めたいと思って将来のことや転職に関する情報を集めてみて、やっぱり教員がよいと思えば、そのまま続ければよいです。
これも立派な辞めたいときの選択肢の一つです。
まずは、自分で考えてみることが大切です。
別の世界をのぞいてみて、改めて教員の仕事の魅力に気づけたのなら、またがんばれます!
30代で教員を辞めたいなら、自分の考えや準備が大切!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
30代になって、教員を辞めたい気持ちになるのは何もおかしなことではありません。
私も一度辞めました。でも、失敗しました。笑
失敗はしましたが、転職活動をしたことは、ほんとによい経験でした。何も後悔していません!
こうやって記事を書けたので、もしかしたらあなたのためになっているかもしれません。
教員を辞めたいと思ったのなら、「辞める前に自分の考えをしっかりともち、準備しておくこと」が何よりも大事です!
あなたが一歩踏み出すキッカケになれば、うれしいです!
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